空の旅

 ちょうど3カ月前、初めて飛行機に乗ってディズニーランドへ行ってきました。

 ストレッチャーシートで飛行機に乗ることがこんなに大変だったのかとビックリしました。書類などの手続きが非常に面倒で準備だけで疲れました。今回は初めてなので自立生活センターさっぽろの佐藤さんに旅行会社を紹介していただき旅行の手配をすべてお任せしました。

 2か月前から申し込んだのですがJALさんから返答をいただいたのが13日前で、すでに2週間きっていました。旅行会社の方に断ってくることがよくあると聞いていたので、連絡をいただくまで行けるのかどうか不安になりました。ストレッチャーは航空会社の搭乗許可がないと乗れない乗り物だと学びました。

 保安検査場は車椅子では通れないので、職員の出入り口から入り、簡単なボディチェックをうけました。カバンの中に入れた人工呼吸器の外部バッテリーが怪しまれて止められましたが、事前にJALさんに確認済だったので最終的には大丈夫でした。

 出発の30分前に一般の方より先に案内していただきました。車椅子では行ける所まで乗っていきます。ボーディングブリッジの先端まで進み飛行機の入り口で降りました。ここで車椅子は手荷物として預けます。

 座席までの機内の移動は呼吸器をつけたまま抱っこで移動しました。

 ストレッチャー座席の位置はエコノミーなので、前方のビジネスクラス7列を通ってすぐ後ろの席だったのですが、通路が狭いので移動が大変でした。

 シートベルトは職員の方が装着します。マイ枕を持参してとても役に立ちました。

 シートは6席倒して、その上にストレッチャーを置くので、かなり高い位置に寝ることになります。今回は窓側が2席がけの機種だったので、介助者は通路を挟んで隣に座りました。大きな機種で3席がけだと介助者も隣にすわれるそうです。

 娘の呼吸器HT50は常時電源ONでOKのタイプなのでそのまま行けましたが、これが離発着時電源オフにしなければならないタイプの呼吸器を使用されている方は大変だと思いました。介助者が通路を挟んで延長した回路でアンビューを押さなければならないので、今後、呼吸器の機種を決める時には飛行機に乗ることも想定して決めた方がいいと思いました。

 携帯用パルスオキシメーター(パームサット)は離発着時のみ電源オフであれば使用可。

 レッツチャットは機内での使用が禁止だったので会話ができないのが一番残念でした。理由をJALさんがパナソニックさんに確認したところ「飛行機での使用を想定していないので試験をしていないから」とのことでした。 飛行機の中もアイコンタクトが重要です。

 行きの飛行機は怖くて泣いていましたが、帰りは大丈夫でした。

 CAさんが通るのを気にしながら通路で介助するのが不便でした

 旅行前に鼓膜のチューブも入れ直して行ったので耳の不調もなく、上空では落ち着いていました。唯一のコミュニケーション機器がパルスオキシメーターだけでしたが、これで心拍も安定していると確認することができました。

 上空でちょっとサチュレーションがさがりました。心拍は安定しているのに何でだろう…とよく考えたら上空は酸素が薄いことに気がつきました。

 試しに帰りは最初から酸素を使用してみたところ下がらなかったので、飛行機に乗る時は酸素を使用した方がよいと学習しました。

 あっと言う間に羽田に着陸しました。

 羽田に着いたらリフトバスを使用しておりました。これが実際の利用したリフトバスの写真です。後でネットで調べたのですが、リフトバスはこのようになっていました。

 飛行機のドアを開けると、リフトバスが待機していて車椅子も準備されていました。

 用意されたスロープの幅がギリギリでタイヤがひっかかったので、これはなくてもよかったかな…と思いました。

 飛行機からリフトバスに移動する瞬間、下を見るととても高くて怖かったです。無事にリフトバスに移動しました。

 リフトバスから降りて、やっと地上に降りた感動の瞬間です。

 今回は介護タクシーが飛行機のそばまで乗り入れしていただきました。このままホテルへ直行しました。非常に便利でした。

 帰りも同じ介護タクシーで直接飛行機のそばまで乗り入れしたので、今回は羽田空港の中には一歩も入らずに飛行機を乗り降りするという、とても貴重な体験をしました。

 浦安消防本部認定の介護タクシー「ダイムケア」さん。スタッフの方々もとても親切で手慣れているので安心して利用できました。ディズニーランドへ行く方にオススメです。

 こうして無事にディズニーランドにいくことができました

 ディズニーランドには車椅子のまま利用できるアトラクションがほとんどありませんでした。ここで初めて船に乗りました。いかだにも乗りました

 残念ながらミッキーには会えませんでした。大好きなウッディに偶然会うことができました。

 夜のパレードは最高に素晴らしかったです。私が大興奮でした。とても感動しました。

 足の悪い祖母は電動カートをレンタルしました。歩いたほうが断然早いのですが広いパーク内を一緒に移動することができました。これはレンタルしてよかったです。祖父も楽しんでいました。

 シンデレラ城の中に、フラッシュで撮影すると魔法がかかるしかけの絵がありました。

 パークの中で一言『おとうさん、たのしい』と言いました。

 ホテルの部屋では『好き、たのしい』と言いました。

 自宅に帰った夜は『みっきーおやすみ』と笑って言いました。

 多くは語りませんが、『楽しい』の一言が聞くことができたので、思い切って空を飛んでよかったな~と思いました。またいつか旅行に行きたいと思います。